右手首の痛み(腱鞘炎)

20代・男性・自営業(建築関係)

♦来院時の症状♦
右手首の母指側が大きく腫れていて、手首を動かすと激痛が走り、ギシギシと音がする。手首を動かしていると痛みが増し、患部が熱くなってくる。ひどい筋肉痛のような感じで、手首に痛みが響く。手首を動かさなかったり、右手を上げていると痛みが軽くなる。
8日前、仕事をしているとき、右手首の母指側に少し痛みを感じ腫れてきた。4日後ぐらいから右手首を動かしたとき、ギシギシ音がするようになり、徐々に痛みも強くなってきた。特に、どこかで打ったとか、捻ったとかは思い当たらないが、仕事で重いものを持ち上げることが多い。

♦検査結果♦
視診で、右前腕の橈骨側(母指側)に大きな腫れ(縦8㎝・横3㎝の楕円形の腫脹)が確認された。右手首を動かす(屈曲伸展)動作によって、右前腕の橈骨側の筋(手関節伸筋群)に痛み。右親指を動かしたとき、腱(母指伸筋)にギシギシ音が鳴った。整形外科的検査で右母指腱鞘炎の所見が見られた。
右側の手関節・肘関節・肩関節、上部・下部頸椎それぞれに機能異常が確認された。痛みは、右手関節・肘関節の機能的な問題と、右前腕の筋(手関節伸筋群・母指伸筋)の機能異常による炎症が続いていることが原因で起こっていた。

♦施術内容♦
上部・下部頸椎、右側の手関節・肘関節・肩関節に対して機能が改善するように矯正を行った。矯正後、右手関節伸筋群・母指伸筋の圧痛を軽減するように施術を行い、最後に、炎症部分に対して、10分間のアイシングを行った。

♦経過報告♦
2回目(4日後)来院時、右手首を親指側に曲げると痛みがでた。3回目(2回目から1週間後)の来院時、右手首の腫れ、動かしたときのギシギシ音がほとんどなくなり、右手関節の機能も改善していた。4回目(3回目から4週間後)の来院時、右手首の痛みは全くなく、右手関節・肘関節、右前腕の筋の機能異常も見られなかった。それ以降、身体のケアのため、2~3週間に1回を目安に、症状に合わせてメンテナンスのために来院を続けているが、腱鞘炎は、起こっていない。

♦担当者コメント♦
通常、手首は、日常生活において痛みがあっても我慢して手を使うため、腱鞘炎の回復が遅れる傾向にあります。しかし、今回のケースは、仕事後のケア、症状が出てから比較的すぐに来院(腱鞘炎の症状が発生してから8日後)して頂いたこと、年齢的に若く身体能力が高かったことなどから、回復が早かったと思われます。