左頚部痛(左頚部椎間板ヘルニア)

40代・男性・会社員

♦来院時の症状♦
常に、左肩周辺に違和感に近い痺れがある。右上を向いたとき、左頚部から左肩関節にかけて痛みが出る。痛みは、仕事中、車の運転中に気になる。仕事は、座ってパソコンを打っていることが多い。
この痛みは、1年前に、釣りをしているときに、釣竿を右の肩に担いで投げたときに、寝違えのような感じになり、それから、徐々に痛くなってきた。2ヶ月後に、病院でMRIを撮影し、左側のC5(第5頸椎)/C6(第6頸椎)間の椎間板ヘルニアと診断を受けた。その後、病院で、ブロック注射を受けたが、あまり変化が見られなかった。

♦検査結果♦
立位で、頭部が左上に傾き、左側肩甲骨が右側に比べ低く、骨盤は左側が右側に比べて高い姿勢であった。神経学的検査・整形学的検査で、左側頚部椎間板ヘルニアの所見が見られた。脊柱は、下部頚椎、胸椎、骨盤に機能異常が見られ、頚部の右前面の筋(胸鎖乳突筋)、左肩甲骨の上方の筋(上部僧帽筋)、右肩甲骨の内下方の筋(下部僧帽筋)の機能低下が確認された。痛みは、下部頚椎・胸椎の機能異常によって、頚胸移行部∗を中心として、前後左右の筋のアンバランスによって起こっていた。

♦施術内容♦
脊柱全体の緊張を緩和した後、下部頸椎、胸椎、骨盤に対して機能が改善するように矯正を行った。その後、右胸鎖乳突筋、左上部僧帽筋、右下部僧帽筋の機能低下が改善するように施術を行った。

♦経過報告♦
2回目(2日後)来院時、仕事中、多少痛みが気になるぐらいに回復。下部頸椎と上部胸椎に機能異常が確認されたため施術を行った。3回目(2回目から11日後)の来院時、前回の施術後、5日間ぐらい痛みがあったが、その後、だいぶ良くなった。下部頚椎に機能異常が確認されたため施術を行った。4回目(3回目から3週間後)の来院時、普段はそれほど、痛みが気にならなくなった。

8回目(4回目から約2か月後)の来院時、調子が悪いと感じることはなくなった。それ以降、身体のケアのため、月に1回を目安に、身体のメンテナンスに移行した。

♦担当者コメント♦
趣味の釣り、仕事でもパソコン、車の運転など、じっとしている姿勢が多く、長い年月の積み重ねが、今回の症状と発症させたと考えられました。仕事中、時間を見つけて、首、左右肩甲骨周辺を動かすように心がけるように指導することにより、回復も早くなり、痛みも発症しにくくなりました。

∗頚胸移行部:頸椎から胸椎の変わる背骨の場所のこと。